喜びと秘めゴト・・・
冬と表される今
もっとも寒いコノ2月に住み慣れた地を離れ
海を挟んだ地へ戦いを受けた者達は
アウェー称される地へ足を踏み入れた。
近くて遠い国 韓国
空港を離れ歩き出した一団に声を掛けたのは
案内役の中年男性は待機していた観光バスへ案内すると
観光地へと、進めた1つ目を見てまわると次の目的地である駅へ向かった。
普通だったら車内から見て次の目的地へ向かうはずなのだが
ナゼか駐車場に停車をすると女性1人がバスから下り
駅の出入口をじっと見つめて立っていた。
車内に残った一団は女性の考えが解らず顔を見合わせ
女性を見ていると、女性は愛しそうに微笑み片手を上げ自分の存在を知らせると
バズに向かって大きく手を振り走り寄ってくる少女の姿を車内にいた
一団を見るといっせいに外に出少女を待ち構え、
走り寄ってくる少女にも一団の姿が見えたのか嬉しそうに笑うと
「しょおおぉぉぉ!!!!」
更に加速をし名を読んだ人物へ走ったが途中、何かに当たり
足を止めると、体が浮く感じを浮け訳も解らず目から入ってくる風景を
見て先程の視界より高く見えナニがどうなっているのか理解出来ないでいると、
すぐ下から聞き慣れた声が聞こえた。
「久しぶりじゃん!ちゃん」
「ふじ・・・し・・・・ろ・・さん?」
去年と変わらない声・態度・接し方
それぞれが鍵となり記憶の扉が開き始める。
藤代の抱きかかえられ開きかけた記憶の扉を完全に開ける為
周りを見渡して見るとそれぞれが少女の姿を見て微笑んでいた。
「こんにちわ!皆さん」
笑顔で出迎えられ、嬉しくなり笑顔で挨拶をすると
それぞれが挨拶を交わすと
扉が完全に開く
「ちゃん、韓国に観光?」
「いえ。実はですね・・・」
お互い目を合わせ微笑ましく話を進めていく
が、この2人の状態が気に入らない人達がいた。
「藤代!いい加減、ちゃんを降ろせよ!!」
ネコを思わせる様な大きな目にクセ毛
Uー14と東京選抜の攻撃的MFとし有名な若菜結人
「バカ代!いい加減しなよ。は女の子なんだよ
いいがげん降ろしてあげなよ。
もイヤならイヤて言いないと。
じゃないとコイツはいつまでも調子に乗るから。て前にも言ったけど
覚えてる?」
背の低さからか、女の子と間違われる事が多々あるが
持ち前の言葉の攻撃は天下一品で精神的ダメージは想像を絶する
と有名な椎名翼
「藤代、ちゃんは俺らより、まず風祭と話をしたいだろうから
降ろしてやったらどうだ?」
最多人数を誇る武蔵森と個性溢れる東京選抜の
キャプテンを務める渋沢 克二
「ソウネ。マズは兄弟水入ラズニシテアゲナイト」
何処からとも無く現れたGKコーチのマルコ・ルイス
自分達を中心に四方を囲まれてしまった藤代は
ナゼが圧迫感を感じ、自分達の周りからは冷たい視線を感じ
後ずさるが、バランスを崩し2人共地面に向って落ちてった。
ぶっかる!!
近づいてくる地面に、キツク目を瞑りやがてやってくる痛みに
備えたのだが何時までも待って痛みと堅い感触は中々無く
「えっと???」
きつく閉じた目を恐る恐る目を掛けてみると
クセ毛が目に入り
次に大きな目が入った。
「大丈夫?ちゃん」
「あ!はい。大丈夫です」
言葉を掛けられ、視線を上げてみると黒髪
端麗な顔立ちで一見冷たそうな印象を受けがちな
少年に心配ソウに声をかけられ
慌てて、返事を返したもののいったいどんな経過で
自分が抱きかかえられているのか解らず
戸惑いながら頷くと
周りからは安堵が広がるが
には皆に心配をかけた事が罪悪感になり
「心配かけて、ごめんなさい」
申し訳なさそうに誤り
抱きしめられている人物から離れ様とするが
「別にちゃんが謝る事じゃないじゃん
悪いのは藤代なんだし」
「ですが、若菜さん助けて頂いてうえ、郭くんにも
心配をかけてしまってますし・・・・」
今だを助けた格好のままの若菜の言葉に
更に誤りそうな雰囲気をもったままのの言葉が
返ると
「本当にちゃんが謝る事じゃないよ。
結人だってちゃん1人助けて怪我をする様な
ヤワじゃないから大丈夫」
そうでしょ。結人
言葉を掛けられた若菜は是と頷き
の頭を撫ぜるながら笑った。
「ありがとうございます。真田君もありがとう」
二人の影で醜い場所に居たものの、が手に持っていた
紙製のカバンを真田が拾ってくれている姿を混乱しながらも
見ていたは微笑みながら礼を言い受け取ると
若菜から離れ、兄である風祭の元へ駆け寄り
「将・・・心配かけてごめんね」
先ほどと同じように言葉を言うにも
「何処もケガが無くて良かったね。若菜君と郭君と真田君に
感謝しないとね」
苦笑から微笑みに変わると
「きちんとお礼は言ったよ」
も笑い、自分の行動を言葉にすると
互いに微笑み合い
一段落したと判断した西園寺の言葉に従い
バスの中に入って行った。
「韓国に来るのは夜だと思ってたよ」
将の一言で今まで車内に広がっていた雰囲気は
どこか歪み誰もが2人の話に耳を傾けた。
「手紙を出した時には詳しい事が解らなくて
書けなかったの・・・・昨日、電話をしようかと思ったんだけど
飛行機が早いと邪魔になると思って・・・・・・」
「飛行機は大丈夫だった?」
「もちろん!東京に来る時も飛行機だったし
マルココーチも一緒だったから大丈夫だったよ」
電車も乗ったんだよ!
嬉しそうに話すの言葉と将の話を聞いていると
が韓国に来る事はあらかじめ知っていた
その事は、解った。
では、どうして自分達には教えてくれなかったのか?
ダレもが疑問に思っている事を誰1人言葉にする事は無かった。
たぶん・・・・・・
ビックリさせたかった。
の考えそうな事を皆思い付いたので言葉にはしない。
ソウ望むのであればが望むままに・・・
心地良い高い声を聞きながらバスは進み
空の色が無くなり色とりどりの電気が付き始めた頃には
観光も終わり、夕食の時間となり
1つお店へと案内され
嬉しいそうに店内に進んで行くと1室に案内され
各自好きな席に座ると
民族衣装を着た店員さんが説明をしてくれ
各自、自由に箸を進め食事を楽しんでいると
いきなり怒鳴り声が聞こえ、声の方を見てみると
チームメイトではない人物が立っていた。
西園寺の質問に従兄弟と紹介をする郭
自分の名前を名乗り挨拶を李潤慶
いきなりの対戦相手選手の訪問に周りはざわめいて
いるとの声が一際大きく出し
嬉しそうに駆け寄った。
「ユン君、お久しぶりです。お元気でしたか?」
「もちろん!も元気そうで嬉しいよ」
互いに初めて知るはずなのだが
親しそうに話しをしている姿はとても初対面とは見えなかった。
「あ!そうだ。実はユン君に渡したいモノがあるんです」
手を叩き今思い出したと表現すると、先ほどまでが座っていた
席に戻ると手持ちカバンをユンに手渡し
「もし、良かったら貰って下さい」
笑顔で前に差し出したカバンを出すと
ユンは不思議そうに受け取り
カバンに入っていたモノを取り出した。
「、2つも入ってるけど貰っても良いの?」
同じデザインの包装紙でラッピングされたモノを
取り出し誰の目にも見える様にすると
「はい。もし気に入って頂けないかもしれないと思って
2つ用意したんです。開けて見て下さい」
満足そうに頷き、中を見る様に急かす
ラッピングを丁寧にとっていくと
マフラーが入っており、もう1つの方も開けて見ると
こちらも同じマフラーだった。
只1つ違うのは、手作りか市販か
「初めは手作りだけだったんですけど、もし嫌いなデザインだったら
て、思って急いで買いに行ったんです。
コレだったら、1つ駄目でも、もう1つは大丈夫かな?
て思って2つ送ってみました」
ユンの反応が嬉しかったのか、の声は明るかった。
「ぼくとしては、どっちのデザインも好きだけど
着けるんだったらコッチかな」
の笑顔を見ながら、手作りのマフラーを首に巻き
2人の間に会話が途切れ出した頃
近くで見ていた郭が声がかける
「潤慶。どういう事なのさ?」
「ナニが?」
「惚ける気?じゃぁハッキリ言うよ
どうして潤慶がちゃんと話をしているの?」
「別に。英士が気にする事は無いと思うけど」
一発触発
解る人には解るが、解らない人には解らない
程水面下の戦いが繰り広げられ始める
問い詰め答えを貰いたいが
答えを持っている人物は話す気は無い。
問い詰めている人物はイラつき始め出した時
答えも持っている、もう1人の人物が話し出す
「郭くん。あのね、実は・・・・・・・あぁ!!」
話出した人物はいきなり口に両手を付け
沈黙し視線を下にさげたが、恐る恐る視線を上げ
郭の顔を見る
「ナニ?ちゃん」
イラだちを含んだ視線でを見ると
申し訳なさそうに声をだしかけるが、今度は第三者の手によって
の口は塞がれてしまった。
「ヨサン、が怖がってるよ。
そんなに怒ってると嫌われちゃうよ。
後、出会いの事はぼくとの秘密だから例えヨサンでも
教えられない」
片手でを抱き締め、開いている手はの口に付いている
そんな光景を見ながら郭は更にイラだった視線を見せ
「コレが普通の顔なんがけど」
どこかトゲのある言葉を返すと
「じゃぁ、英士は普段から怒ってるんだ。
怖いねぇ〜」
更に怒りを煽るかのような言葉の言い回しに
煽られていると解っていても怒りが芽生え我慢の限界に
近づいてき始め
郭は限界とばかりに、の手を取り力任せに自分の元に引っ張り
ユンから離し、後ろに居た若菜と真田に託すと
怒りを静める為に目を閉じ視界を真っ黒にし雑念を取り払うと
目を開けると目の前にはユンが立っており
子声でナニか呟くと外に向って歩き出した。
若菜と真田の後ろに居たにはユンがナニを行ったのか
聞こえず、郭の元に近寄ろうと足を進めるが
「ちゃん、とりあえず席に座りなさい。郭君アナタもよ」
監督として、保護者として注意を出し
食事を済ませると。宿として使うホテルに向かう為
再びバスに乗り込んだ。
やがて、バスはホテルに着き
個々で別れ各部屋へと入って行った。
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